音声入力で、改善につながるデザインフィードバックをすばやく書く
Macでランディングページやスライド、アプリの画面を確認しているとき。「ここがわかりにくい」と感じても、その理由を相手に伝わる文章にするには手間がかかります。「もっと目立たせて」だけでは、何をどう変えればよいのか判断できません。
音声入力なら、気づいた理由を忘れる前に言葉にできます。見えているもの、気になる理由を話し、あとから1つの論点に絞ったコメントに整えましょう。目的は指摘を増やすことではなく、相手が次の行動を決められるようにすることです。
1. 目的と、指摘する場所をはっきりさせる
話し始める前に、そのデザインが利用者の何を助けるものなのか確認します。プランを選ぶためか、次の操作を見つけるためか、結果を理解するためか。個人の好みだけでなく、合意した制作要件を基準にします。
次に、該当する画面、スライド、見出しを具体的に示します。デザインを見ながら、1回に1つの問題を説明しましょう。「こっち」「あの部分」は、相手が探せる表示名に置き換えます。下書きのあとで、確認した版へのリンクや書き込み入りのスクリーンショットを添えます。
2. 観察したこと、影響、次の行動を話す
架空のイベント申込ページなら、次のように話せます。
申込ページの上部に開催日時はありますが、タイムゾーンはフッターにしかありません。遠隔地から参加する人は、自分の地域の時刻なのか迷うかもしれません。日時の横にタイムゾーンを表示できないでしょうか。まず主催者に正しいタイムゾーンを確認したいです。
これを4つの要素に整理します。
- 場所: 申込ページ上部の開催情報。
- 観察: 開始時刻の横にタイムゾーンの表記がなく、フッターにだけ記載されている。
- 想定される影響: 遠隔地の参加者が、どの地域の時刻か判断しにくい可能性がある。
- 次の行動: 主催者にタイムゾーンを確認し、開始時刻の横にも表示する。
これは改善案であり、利用者が実際に困っている証拠ではありません。調査や問い合わせの事例があれば別途添え、なければ可能性として記載します。
3. 必須の修正と提案を分ける
口頭のレビューでは、要件に関わる問題と、ふと思いついた案が混ざりがちです。編集するときに「要件を満たすための修正」「確認したい質問」「任意の提案」を区別しましょう。
タイムゾーンの表示が合意済みの要件なら、それは見出しを大きくしたいという好みとは別の話です。すべてを緊急扱いせず、今対応すべき理由を示します。同じ問題を解決できるなら、デザイナーが別案を出せる余地も残しましょう。
残してほしい点も具体的に伝えます。「短い見出しのおかげで申込手順を追いやすいので、ここは維持したいです」と書けば、修正で良い部分まで失われるのを防ぐ助けになります。
4. 繰り返し使えるテンプレートを用意する
メモに次の問いを保存し、それぞれに短く答える形で音声入力します。
- 目的: 利用者に何ができるようになってほしいか。
- 場所: どの画面、見出し、要素、版について話しているか。
- 観察: 実際に何が見えていて、何が足りないか。
- 影響: なぜ重要なのか。裏付けはあるか。
- 依頼: 何を変えたいか、何を確認したいか。
- 優先度: 必須、要相談、任意のどれか。
経緯や理由は話し、正確な表示名、リンク、寸法、参照文は元の資料からコピーします。音声入力で作れるのは下書きです。構成を決め、根拠を添える作業は自分で行います。
5. 共有する前に、文章だけで伝わるか確認する
デザインを見ずにコメントを読み、場所と求める結果がわかるか確かめます。重複を削り、引用した文言を確認し、提案を事実のように断定していないか見直しましょう。同じ指摘はまとめ、別の問題は別のコメントに分けます。
前後の作業には、音声入力でプロジェクトの概要を書く方法や、下書きを読みやすい文章に整える方法も役立ちます。
TypeFreeは、話した内容を編集可能なテキストに変え、文章をすばやく書くためのシンプルな方法です。次のデザインレビューでは、具体的な気づきとその理由を話してから、相手が対応しやすいコメントに整えてみましょう。