音声入力でカバーレターの下書きをすばやく作る
「なぜこの仕事に興味があるのか」は会話なら話せるのに、応募書類を前にすると手が止まる。そんなときは、まず声に出して説明してみましょう。音声入力で仕事への関心と関連する経験を文章に残せば、白紙から考える負担を減らせます。
目指すのは、一度話すだけで応募文を完成させることではありません。伝える内容を出す作業と、読みやすく整える作業を分けます。Macでカバーレターを書くときは、求人票と履歴書・職務経歴書を手元に置いて始めましょう。
1. 求められることを1つ、実体験を1つ選ぶ
最初に応募要項を確認します。カバーレターが必要か、指定の質問があるか、文字数の上限があるかを把握しましょう。そのうえで、自分の経験と結びつけられる業務を1つ選びます。
- 募集職種で求められること: 求人票に書かれた具体的な業務。
- 裏づけとなる経験: その業務に関連する取り組みや場面。
- 自分が担当したこと: チーム全体の成果ではなく、自分の行動。
カスタマーサポート職なら、わかりにくい設定手順を説明した経験などが使えます。数字を入れる場合は、根拠を確認できるものに絞ります。
2. 書き出しより先に、経験を話してみる
下書き用の文書を開き、「この仕事に役立つ経験はありますか」と聞かれたつもりで答えます。短く話してから文章を確認し、不自然な1文があっても、その場で全部やり直さず編集時に直しましょう。
次は架空の下書き例です。
前のサポートの仕事では、設定項目がどこにあるかという質問がよくありました。繰り返し届く質問をまとめて、画面の画像を入れた短いガイドを作りました。同僚に手順を確認してもらって、お客様への返信で使いました。わかりにくいことを説明しやすくする作業が好きでした。
この段階で、状況、自分の行動、仕事への関心がそろっています。まずはこの材料を残せれば十分です。
3. 丁寧さだけでなく、仕事とのつながりを整える
応募する仕事との接点を先に示し、重複を削ります。たとえば、次のように編集できます。
募集要項で、わかりやすい文章によるサポートを重視されている点に関心を持ちました。前職では、繰り返し寄せられる設定の質問を画像付きの短いガイドにまとめ、同僚と手順を確認したうえで、お客様への返信に活用しました。この経験を貴社のサポート業務でも生かしたいと考えています。
小さなガイド作成を全社的な施策に言い換えたり、測っていない成果を足したりする必要はありません。この構成を使う際は、架空の内容を必ず自分の実体験に置き換えましょう。
4. 短い構成に沿って残りを話す
経験の段落ができたら、ほかの部分も区切って話します。
- 冒頭: 応募職種と、その仕事内容のどこに関心があるか。
- 具体例: 求められることにつながる経験。
- 接点: その経験を募集業務でどう生かせそうか。
- 結び: 面談への意欲と、読んでもらったことへのお礼。
応募先ごとに最新の求人票を読み直します。製品や事業に触れる場合は、その会社の公式情報で確認しましょう。志望理由につながらない説明を削り、指定の分量に収めます。
5. 提出する画面や文書で最終確認する
会社名、職種名、日付、数値を履歴書や求人票と照合します。声に出して読み、長すぎる文や自分らしくない言い回しを見直しましょう。提出前に、段落の崩れ、仮の文言、別の応募先の名前が残っていないか確認します。
下書きづくりには、音声入力で伝わる初稿を作る方法と初稿を読みやすい文章に整える方法も役立ちます。
TypeFreeは、話した内容を編集可能なテキストに変え、文章をすばやく書くためのシンプルな方法です。次のカバーレターは、実際の経験を1つ話すところから始め、自分の言葉で伝わる応募文に整えてみましょう。